江戸ガラス3 調合

現在主に使われているソーダガラスと違い、
江戸ガラスには鉛が入っている。
成分は、数日かけて細かくした石の粉、鉛、硝石、硼砂(ほうしゃ)、亜鉛。
この5つを混ぜ合わせる。
職員さんたちの数年の実験で、
調合するタイミングと、分量の比率の違いによって、
全く違う性質のガラスになることが分かっているようです。

現在たどり着いた分量
◯石の粉700
◯鉛1000(黒い棒 ホームセンターで売っているらしい)
◯硝石300(ガラスの熔融温度を下げて溶けやすくする火薬のようなもの、粗煮の直前に混合している)
◯硼砂(ほうしゃ)600(ガラスの質を高める)
◯亜鉛(鉛の不純物をなくす為にいれる)

江戸ガラスの調合

木炭で火をおこして、2つの鍋に、鉛と石粉をそれぞれいれて暖める。

江戸ガラスの調合

溶けた鉛の上に予熱した石粉を少しずついれてかき混ぜる。

江戸ガラスの調合

石粉をすべて入れ終わったら、1時間くらい根気よくかき混ぜる。
有毒なので、専用のマスクをつけての地道な作業、、苦しい、、、

江戸ガラスの調合

少し黒ずんできてよく混ざり合ったらガラスの粉完成。
この灰色の粉、本当にガラスになるのかな。

江戸ガラスの調合


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