「青い陰」終了しました。

個展「青い陰」無事終了しました。
今回も多くのお客様にみていただき
楽しい時間を過ごす事ができました。
着て下さった方々、大変ありがとうございました。

名古屋での個展もこれで3年目、3回目となりました。
初回からみてくださるお客様や、
手児奈オーナーの伊藤公子さんに
ここが変化したね、
色づかいが大人っぽくなったね
などとこれまでの変遷をみていただき
ご意見ご感想をいただくことは
とても嬉しいですし、
自分では気づかなかったことを気づかせてくれます。
変わっていないようで、
随分変わったのかもしれません。

展示期間中、
花器にさしていたたんぽぽの綿毛が
どんどん天にむかってピンと立っていく様子に
びっくりしていたら、
小学校の先生をされているお客様が
「それはたんぽぽの知恵なのよ」
と素敵な言葉をもらいました。

「たんぽぽのちえ」というお話、
小学校2年生の国語の教科書に
必ず載っているようなのですが
私はすっかり忘れており
習った記憶がありませんでした。

風に吹かれて遠くに種を飛ばそうと
最後の力でぴんとたっていったのですね。
なんだか感動すら覚えました。

長くなりましたが、
次の名古屋での展示は1年半後になります。
しばらく期間が開きますが、
また新しい作品を見て頂けるよう
がんばりたいと思います。
ありがとうございました。

「たんぽぽの ちえ」

春に なると、
たんぽぽの黄色い きれいな 花が
さきます。

二、三日 たつと、 その 花は
しぼんで、

だんだん くろっぽい 色に
かわって いきます。

そうして、たんぽぽの 花のじくは、
ぐったりと じめんに
たおれて しまいます。

けれども、たんぽぽは、かれて
しまったのでは ありません。

花と じくを しずかに 休ませて、
たねに、たくさんのえいようを

おくって いるのです。

こうして、たんぽぽは、 たねを
どんどん 太らせるのです。

やがて、花は すっかり かれて、
その あとに、白い わた毛が
できて きます。

この わた毛の 一つ一つは、
ひろがると、ちょうど らっかさんのように
なります。
たんぽぽは、この わた毛に ついて いる たねを、
ふわふわと とばすのです。

この ころに なると、それまで
たおれて いた 花の じくが、

また おき上がります。
そうして、せのびを するように、

ぐんぐん のびて いきます。

なぜ、こんな ことを するのでしょう。

それは、 せいを高く する ほうが、
わた毛に 風が よく あたって、

たねを とおくまで とばす ことが
できるからです。

よく 晴れて、風の ある 日には、
わた毛のらっかさんは、

いっぱいに ひらいて、とおくまで
とんで いきます。

でも、しめりけの 多い 日や、
雨ふりの 日には、

わた毛のらっかさんは、しぼんでしまいます。

それは、わた毛が しめって、おもくなると、

たねを とおくまで とばす ことが
できないからです。

このように、たんぽぽは、いろいろな
ちえを はたらかせて います。

そうして、あちらこちらに たねを
ちらして、新しいなかまを

ふやしていくのです。

ランプ「緑風」

dav

気持ち良さげに泳ぐ鯉


過去のブログ