江戸ガラス1 採掘

いつもお世話になっている岐阜県可児市にあるとあるガラス工房。
ここには御年81歳になられる吹きガラスの職人さんがおり、
よく隣のベンチで仕事をしておられる。
ゆっくりだが無駄のない動きで
もくもくと作っている。
吹き方、道具の使い方など、自分の習って来たものとは全く違い、
興味深く横目でいつもぬすみみている。
これほどまでに説得力のあるガラスのパイナップルを
みたことがない。

可児市のガラスの歴史は長いということを最近になって知った。
江戸時代に、石塚岩三郎さんがこの地で良質の珪石を発見したことから
ガラスの歴史ははじまった。
この方は、のちの石塚硝子を創業する。

昔はそこらじゅうにガラス工場があったようで
今は市がやっているここのガラス工房だけになってしまったが
昔ながらの道具が沢山ここに残っており、
何に使うのかよくわからない謎の金型がたくさんある。

というわけで、初夏に江戸時代の製法で硝子を作るをいう講座に参加した。
まずはガラスの原料となる石を探しに、古城山に登りにゆく。

江戸ガラスの採掘
江戸ガラスの採掘
江戸ガラスの採掘


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